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wacomタブレットの筆圧調整(UIから更に軽くする)
tag: EP121, wacom, 設定
2011年 5月 14日 16:41 Posted in PC by kazashino | コメント(wacomタブレットの筆圧調整(UIから更に軽くする) はコメントを受け付けていません)

2012/02/12追記:V6.2.0w5Jwi で筆圧曲線自体を設定できるようになり、きっちり0から設定できるようになったみたいです。

EP121の筆圧調整絡みで見つけた設定のまとめとかメモとか。

コントロールパネルから設定するUIではタブレットの性能をギリギリまで発揮できてません。
というか、もっと軽く繊細な描画ができるぽいです(但し体感には個人差が云々…)
ついでに言うとIntuos系はデフォルトでは読み取り速度が大幅に制限されているので
これもいじってあげる必要があるんですが余所でまとめられているので
「wacom 文字認識 タブレットモード」あたりでググってください

これは性能を制限するというよりも
・多様な環境下で使うデバイスであること
・ギリギリにチューニングすると使い方によっては不具合が出やすいこと
という、クレームに繋がりやすい部分と性能のバランスにマージンを取った値にしている
と思われるので仕方ないかなーと。
みんながみんなハイスペックPCな訳じゃないし
人によっては不具合すぐ出るような使い方になっちゃうこともあるし。

確認した環境: Intuos3、EP121 他は判りません。
1g荷重で描けるIntuos4だとあまり違い無さそうですな…

それと各値の説明は適当です。
実際にそういう挙動をしているかは正しいと限りません。

設定は自己責任で…ということで続きは以下。

 

◆設定ファイル

windows7環境の場合

C:\Users\<username>\AppData\Roaming\WTablet\Wacom_tablet.dat

※UTF-8を認識出来るテキストエディタが必要です。
あとバックアップは必ず取って下さい

◆設定の反映手順

1.wacomのタブレットサービス停止
2.datファイル編集・保存
3.サービス再起動
4.アプリ再起動

順番間違えると設定ファイルが上書きされてしまうので注意。
あとUIで筆圧絡みをいじるとリセットされるのでペン先の感触・詳細設定はいじらない。
数字に問題ないか3の後で再確認するのも忘れずに。

◆設定変更

①アプリケーション毎の識別IDを確認

②設定部分確認

超大雑把な構造的にこの順に記載されてる。
・アプリIDの定義
・マッピング定義
・ファンクションキー定義
・筆圧定義
なので位置的には一番下あたり

<ApplicationAssociated type=”integer”>ID</ApplicationAssociated>
より下が設定部分なのでこれで検索するなどして見つける

※設定はID毎に二つあるので気をつける
TransducerEraserSettings 消しゴムの設定が最初にきてます
TransducerTipButtonSettings 以下がペン

③設定をいじる

LowerPressureThreshold
UpperPressureThreshold

筆圧の閾値。
挙動は判らないけどある数値幅を超えたらクリックを認識、という感じなのかなと
UpperとLowerの差は特定値以下にはならない(2~8?:EP121は2、Intuos3は8)
この差が特定値以下では<Upper-特定値>がLowerに設定され、
かつLowerが0以下になるようなUpperの値だと
数値がオーバーフローを起こして65533とかおかしな数値になる
LowerPressureThreshold は0だとダメみたいなので1以上

PressureCurveControlPoint

6つ数値が並んでいる。それぞれ筆圧段階の数値で
(最小入力)(最小出力) (中間入力)(中間出力) (最大入力)(最大出力) との事
サイトによってはUpperPressureThreshold以上の記載があるけど
とりあえず1で問題無さそうだった。

PressureResolution

筆圧の解像度。0も値として含むので「筆圧の階調-1」なのかなと。
数値変えたからって性能上がる訳じゃないのでいじらない方が無難。
余裕あれば数字と実際の筆圧への影響の関係は調べてみたいけど後回し。

PressureSafteyMargin

筆圧マージン。Intuos2時代は筆圧が1状態のまま戻らなかったりした事がよくあったのでその影響を避ける為じゃないかなと思います。
色々なサイトをみる分に、単純に筆圧の閾値に追加されてる様な気がする。
タブからペンを離してもクリックされっぱなしとかそういう事にならなければ0で良いと思う

④設定反映(保存&サービス起動)

あと変更した部分の数字がちゃんと残ってるかどうか、とか。

◆備考とか思ったこととか

Intuos3の場合ですけどUIからだとクリック圧を最低にしても
入力筆圧が40辺りにならないと出力されない(と記憶しています)
段階の多いIntuos系はともかく、旧bambooとかだと開始筆圧が同様に40(/512レベル)からでないと認識しないっていうの見かけたので、いじれば描画感覚がかなり違うんじゃないかな。
余談だけどEP121は20/256でした。
個人的には、シャーペンでごく軽く描くようにしてもちゃんと描けるようになったっていうのが大きいです。更に描くような感覚に近づいたかなという印象。

あと思うのは、ペン先大事だねっていう…
一般文房具のペンスタンドとか使うと先端が常に押される事になるからセンサーにクセが付いちゃうんじゃないかなと思う。
タブ板の方は頑丈でもペンは繊細なデバイスですよね。
故に専用スタンドは先端に負担を掛けないような保存を考慮されてるんだなーと…まあ当たり前と言えば当たり前の話ですな。
しかしIntuos2のスタンドは微妙に斜めってて置き方によってはペン先に負荷が掛かってたのかもしれないなとか今振り返れば思い当たる節が。

当然、これを設定したからといって上手くなるわけでもないので。
頑張ろう俺…。

一応自分のIntuos3で確認できた設定

<LowerPressureThreshold type=”integer”>1</LowerPressureThreshold>
<PressureCurveControlPoint type=”string”>1 0 511 511 1023 1023
</PressureCurveControlPoint>
<PressureSafteyMargin type=”integer”>0</PressureSafteyMargin>
<UpperPressureThreshold type=”integer”>9</UpperPressureThreshold>
</TransducerTipButtonSettings>

ついでにEP121での設定

<LowerPressureThreshold type=”integer”>1</LowerPressureThreshold>
<PressureCurveControlPoint type=”string”>1 0 127 127 254 254
</PressureCurveControlPoint>
<PressureSafteyMargin type=”integer”>0</PressureSafteyMargin>
<UpperPressureThreshold type=”integer”>3</UpperPressureThreshold>
</TransducerTipButtonSettings>

参考:
http://2chnull.info/r/hard/1268970494/301-306

http://homepage2.nifty.com/%7Ezan/nekotama/z_etccg.htm

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